コロナ禍によって、オンライン開催が続いた「秩父ウイスキー祭」ですが、2023年2月、実に3年ぶりに対面で開催されることになりましたので、参加したレポートをお届けします。
長くなるので、前編後編の2つにわけてご紹介いたします。
目次
- 秩父ウイスキー祭とは
- 第10回秩父ウイスキー祭のレポート(その1)
1.秩父ウイスキー祭とは
秩父ウイスキー祭とは、毎年2月、秩父神社や秩父駅前の秩父市地場産業センターを主たる舞台とした民間主導の国内ウイスキーイベントです。
2021年、2022年とコロナ禍でオンライン開催となっていましたが、コロナが終息に近づいていた2023年2月は、約3年ぶりに対面開催となりました。
報道による発表では、全国各地や海外から、約2,500名のウイスキー愛好家の皆様がご参加されたようです。
主なポイントは以下のとおり。
- 参加するには、チケット(5,500円)が必要です。
- チケットの入手方法は、公式ホームページで告知されます。
- チケットには、ウイスキー祭限定ボトル抽選券とテイスティング用のグラスがついてきます。
- 5,500円で無料試飲できる高価なウイスキーがたくさんあります。
- 有料試飲もありますが、こちらも格安です。
- 神社境内や地場産センター、または、周辺地域に美味しそうな飲食店が多数ありますので、食べるものに困りません。
2.第10回秩父ウイスキー祭のレポート(その1)
- パンフレット紹介
- 当日の記録(ブース紹介など)①
1.パンフレット紹介
秩父神社境内を抜けて、参集殿前に行くと受付があり、テイスティンググラスと抽選チケット、そしてパンフレットがもらえます。
ウイスキー試飲ができるメイン会場は、4か所。
1.秩父神社参集殿 1階 ・・・ ★2
こちらは、三郎丸で有名な若鶴酒造がブースを出しておりました。
開始直後は、受付から最も近い会場ということもあり、大変混雑しておりました。
2.秩父神社参集殿 2階 ・・・ ★2.5
ここは、何といってもMHD(モエヘネシーディアジオ)ですね。
また、ソサエティや土屋先生のウイスキー文化研究所もブースを出しています。
会場の広さも十分にあり、ゆったりウイスキーを楽しむことができました。
3.地場産センター 4階 ・・・ ★3
秩父駅隣の地場産センターの4階の会場です。感覚的には、一番人が入っていたかもしれません。
大好きな厚岸、アードナムルッカン、イチローズモルトなど、主力が目白押し。
イチローズは、一昨年大テント会場のみでしたが、今年は、2会場でウイスキーを提供していまし
たね。
4.大テント会場 ・・・ ★2.5
地場産センターを出て少し行ったところに、大テント会場があります。
イチローズモルトや、長濱蒸留所、嘉之助で有名な小正醸造などが人気でした。
どの会場も多数の無料試飲が用意されており、ウイスキー愛好家の皆さんがこぞってテイスティングされていらっしゃいました。
2.当日の記録①(出発~地場産センターまで)
11時から受付開始ですが、混雑を見越し、早めに着くように自宅を出発。
所沢駅から特急ラビューに乗り込み、車内で入念なウォーミングアップを開始。
(スキットルの中身は、イチローズモルト)
西武秩父駅到着後、会場の秩父神社まで歩いて向かう(歩いて10分弱)。
情緒あふれる古い町並みを通り過ぎると、秩父神社の鳥居が。
神社を抜けて、参集殿で受付を済ませる。
最初に向かったのは、「厚岸蒸留所」がブースを出している地場産センター。
2020年に参加した際は、二十四節気シリーズが出始めた頃で、サロルンカムイとNewBornなどしか置いてありませんでしたが、今年は、発売済みの二十四節気シリーズ全種類と他数種類の試飲が可能でした。スタッフの数もかなり充実し、長蛇の列をうまく捌きます。
かなり長い行列ができておりましたが、体感的には5分ほど試飲可能だったように思います。
3回くらい並びなおしましたかね。ほんと、美味しかった。
続いて向かったのは、厚岸の後ろにブースを出していたArdnamurchan(アードナムルッカン)蒸留所。
人気ボトラーズのAdelphiが手掛けているハイランドの蒸留所です。
外国人と日本人のスタッフさんが気持ちよく対応してくださいました。
ここでは、シングルモルトとカスクストレングス、マデイラカスクの3種類を頂きました。
香りが高く、とても美味しいウイスキーでした。家に常備しておきたいウイスキーですね。
続いて向かったのは、この祭りの主役と言っても過言でない、秩父蒸留所ブース
秩父蒸留所は、地場産センターと大テント会場の2会場にブースを出していましたが、どちらも大盛況。
やはりジャパニーズクラフトウイスキーの草分け的存在だなと感心させられます。
2020年に参加した際は、リーフシリーズとモルト&グレーンの試飲だけでしたが、今回は、ピーテッドとリフィルバレルのシングルモルトが試飲可能でした。
どちらもハイプルーフながら、度数の高さを感じさせない飲みやすいウイスキーでした。
市販ではなかなかお目にかかれませんが、間違いない味ですね。
その他、地場産センターでは、いま人気の静岡蒸留所や安積蒸留所のウイスキーも試飲しました。
写真は撮れておりませんが、このほか、本坊酒造やグレンファークラス、アサヒビールのグレンドロナックなども試飲させていただきました。
3.最後に
地場産センターだけで、20杯ほど飲んだでしょうか。
これで参加費5,500円。あっという間に元がとれましたww
書きたいことが山ほどあって、全部を書くとかなり長くなるので、前編・後編にわけました。
後半は、大テント会場や参集殿2階の模様についてお届けしたいと思います。
来年の開催がすでに待ち遠しいです。秩父ウイスキー祭り最高!!
よいウイスキーライフを。 Sláinte!!
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