ウイスキーの個人輸入。。。
それは、ウイスキー沼への誘い。一度個人輸入を始めたら最後、貴方はこれからの人生、毎日、海外のウイスキー蒸留所HPもしくはウイスキー通販ECサイトで新着情報をチェックすることになるでしょう。
今回は、前回のパート2(転送会社編)でご紹介した「forward2me」の利用経験を皆さんにご紹介いたします。
少々ややこしい点もあり、少し長めになりますが、お付き合いください。
このブログを読んでわかること
- ウイスキーの個人輸入に、転送会社は必須!!
- 転送会社forward2meとのやり取りは英文メール!! でも、何とかなる。
- forward2meはレスポンスも対応も早い。ただ、その分、価格は高めかも。
目次
- 転送会社forward2meに登録してみよう
- 転送会社forward2meの使い方(ウイスキー個人輸入)
1.転送会社forward2meに登録してみよう
forward2meは、イギリス最大規模の転送会社で、免税倉庫(VATがかからない)を持っています。イギリスのほか、ガーンジー島、ドイツ、トルコに倉庫があり、アカウントを作ると、それぞれの住所がもらえます。ウイスキーの輸出も対応しています。ただし、完全英語対応なので、今回はそのやり取りについてもご紹介します(英語が達者な方は、スルーしてください)
なお、forward2meは、免税倉庫(VATがかからない)を持っていることをウリにしていますが、管理人がこれまで購入した蒸留所は、残念ながらガーンジー島に送付してくれるところがなく、免税倉庫の恩恵は受けたことがありません(´Д`。)グスン
まずは、以下のリンクから「foward2me」へ
International Parcel Forwarding Service | forward2me
トップページから右上の「SIGN UP」をクリックしましょう。
すると、名前をメールアドレスを入力する画面が出てきます。
GOOGLEやFACEBOOKでもサインインできるようですが、ここではメールアドレスで登録します。
入力後、メールアドレス宛にこんなメールが届きますので、「SET YOUR PASSWARD」をクリック。
この後、パスワード入力画面が出てきますので、パスワードを設定しましょう。
パスワード設定後は、「Shipping Address」と「Billing Address」の入力を求められます。
配送先住所とクレジットカード等に登録されている請求先住所を入力しましょう。
これで、forward2meにアカウントが作成されました。
では、実際に付与されたそれぞれの住所をみてみましょう。
forward2meにアカウントを登録するだけで、欧州に4つの住所ができました。
個人輸入してるなって感じで、何かいいですよね。
では、実際にforward2meを使ってウイスキーを個人輸入した経験をご説明いたします。
2.転送会社forward2meの使い方(ウイスキー個人輸入)
では、実際に私が「ARDBEG蒸留所」から、海外限定のウイスキーを個人輸入した経験をご紹介します。
購入したウイスキーは、「ARDBEG 8yo Discussion」 £57(VAT含む)です。
「ARDBEG蒸留所」のcommittee限定で購入できるウイスキーです。
2021年committee限定リリースとして話題になりましたね。
今回は、こちらを購入した際、forward2meを利用した経験をご紹介します。
購入~発送までの流れ
まず、forward2の流れをざっくりでご説明すると、こんな感じです。
- 欲しい商品を蒸留所のオンラインショップで購入
- 発送先は、forward2meで付与された住所
- 荷物がforward2meに届くと、forward2meからメールが届く
- forward2meのサイトで、商品の価格や個数等を入力し、発送依頼
- 送料(forward2meのサービス料込)を支払う
- 荷物受取(酒税や地方税は、別途発生)
上記の項目のなかで、ウイスキーの場合は、「4」が特にややこしかったので、ご注意ください。
(丁寧に解説しますので、ご安心を)
1.欲しい商品を蒸留所のオンラインショップで購入
「ARDBEG蒸留所」のオンラインショップで、希望の商品を購入します。
「ARDBEG蒸留所」は、アカウントがないと購入できませんので、まずはアカウントを作りましょう。
詳しい登録方法や購入については、別のブログでご紹介する予定です。
2.forward2meの住所宛に発送
欲しい商品が決まったら、forward2meから付与された発送先住所を選択しましょう。
蒸留所からウイスキーを購入する際、発送先について確認する主なポイントは、以下の2つです。
- 海外(日本)に発送可能かどうか ⇒ 直送できればベスト
- 直送できない場合は、ガーンジー島(VATが免税になる)に発送可能かどうか
「ARDBEG蒸留所」は、「DELIVERY」というページを確認すると、以下のとおり書かれています。
- 配送先は、イギリス本土およびマン島に限る
- ジャージー島、ガーンジー島および北アイルランドには配送できない
せっかくforward2meにアカウントを登録したのならば、VATが免税になるガーンジー島に発送してもらいたかったのですが、ここは已むを得ません。
ARDBEG 8yo Discussionは、ヤフオクやメルカリ等でしか購入できませんし、まぁ仕方ないか。。。
あきらめて、UKの住所を選択して決裁します。
3.forward2meからのメール通知
ARDBEG蒸留所に発注後、荷物がforward2meに到着すると、こんな感じでメールが届きます。
「あなたのPackage Inboxに荷物が届いたから、配送サービスを選択して。もし、他の荷物と一緒に送るのであれば、全部届くまで保管もできるよ。」
荷物が届くと、このようにメールでお知らせしてくれます。
それでは、配送サービスを選んで、日本へ送ってもらいましょう(ここまでは、順調でした。)
4.forward2meのサイトで発送手続き
さきのメールに貼られたリンク「PACKAGE INBOX」に飛んだのち、「品目(WhiskyでOK)」と「価格(£)」を入力したあと、しばらくすると、こんなメッセージが出てきます。
「荷物にアルコールが含まれてる。配送を手配するため連絡して。」
「まじか。。。」
ここで、残念なお知らせです。。。
ここから先、メールで数回、先方のオペレーターとやり取りが発生します。
管理人のメールを参考に、効率のよいやり方を模索してもらえばよいですが、どうしても英語のメールを書く必要が出てきます。
ただ、そんなに億劫になる必要はありません。
要は、簡潔にお願いしたいこと、実現したいことを短い文節で、箇条書きで書けばよいのです。
(今では全然慣れましたが、始めはホント焦りましたww)
管理人は、多少海外出張の経験があるくらいで、英語はてんでダメ。
急いで、英文メールの作成サイトを漁りながら、google翻訳を起動。
で、小一時間苦戦したのち、以下のメールをforward2meのサポートにメールしました。
- 配送しようとしたら、こんなメッセージが表示された。
- 自分は、UKからDHLを使って、何度もウイスキーを輸入した経験がある。
- ウイスキーを輸入する際、関税や地方税等がかかることも知ってる。
- 他に何かすることあるの?
- 英語は喋れないから、メールで回答してね。
すると、数時間後、エイミー(forward2meのカスタマーサポートのスタッフ:超いい人)から返信がありました。
- 倉庫のスタッフに手続きするよう伝えるね。
- 準備できたら、すぐ連絡するよ。
翌日には、準備が整い、発送できるようになりました。
5.送料の支払い
発送準備がそろうと、「INVOICES」のタブから、支払い手続きに移ります。
「INVOICES」のページに進むと、今回の送料(DHLの費用およびforward2meの手数料)が確定していますので、カードまたはPayPalを利用して支払いましょう。
6.荷物の受取り
forward2meでの手続きはすべて終了したので、あとはDHLが配送してくれるのを待つばかりです。
参考までに、ARDBEG蒸留所で購入してから、forward2meを経由して、日本に到着するまでの日付および総額をまとめてみました。
区分 | 日付 | 価格(£) | 価格(円) | 備考 |
購入 | 2022/5/11 | 228.00 | 37,620 | £57/本 |
発送 | 2022/5/14 | 110.03 | 18,154 | £27.5/本 |
受取 | 2022/5/19 | - | 4,600 | 1,150円/本 関税・地方税 |
計 | 9日間 | 338.03 | 60,374 | 15,093円/本 |
ウイスキー4本で、送料が£110.03(約18,154円。£1=165円計算)に関税がかかって、、、
1本あたり、約5,500円。
「送料と関税で約5,500円か。手頃なシングルモルトが1本買えるな。。。」と思われようであれば、さきのブログで紹介した「Master of Malt」や「Whisky Exchange」などのECサイトを利用しましょう。
送料も低額ですし、VATもかかりません。
3.最後に
いかがでしたか?
本当に欲しいウイスキーがある場合、転送会社を利用せざるを得ないケースがどうしても出てきます。
管理人も、forward2meは、以下のケースに限定して利用するようにしています。
「日本へ直送してくれない蒸留所でかつ、蒸留所オンラインSHOP限定のウイスキーがある場合」
本来なら購入することすらできないことを考えれば、必要経費と言えるでしょう。
(ウイスキー沼にどっぷりハマった結果ですねww)
以上、foward2meを利用したウイスキー個人輸入の経験をご紹介しました。
よいウイスキーライフを。 Sláinte!!
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